目指すのは、技術によるビジネスへの貢献 GMOクリック証券株式会社 アーキテクト W.S

就職、独立、留学。常に可能性を求めて

 

私は工業高校出身で、学校ではポケコンなどを使ってアセンブリ言語のプログラミングを学んでいました。コンピュータとの接点はそこが初めてになります。

卒業後、大手ITベンダー企業で汎用機のエンジニアとして働いていた際には、小売業のPOSシステムを中心にCOBOL言語で開発していました。私は現場の声を聞きながら開発したいタイプで、仕様書からは伝わらないユーザーの思いを直に感じるために、足繁く現場に通いました。そんなふうに6年ほど遮二無二働きました。

その後、フリーのエンジニアとして独立。知見を広げるためにアメリカの大学に留学し、語学やコンピューターサイエンスについて学んだ時期もありました。

一番お客様の近くで働くために、GMOインターネットグループへ

フリーのころは、プロジェクト単位でさまざまなシステム開発に携わりました。規模は大小ありましたが、一貫していたのは常に挑戦したことのない新しい業界にチャレンジすること。自分の可能性を模索しながら、のべ10年ほど働いていました。

ただ、フリーの仕事はお客様との間にエージェントやコンサルタントなどが入ることがほとんどで、次第に「一番お客様に近いところで働きたい」という思いが募りました。そのときに目に入ったのがGMOクリック証券(株)の求人です。ユーザー企業であること、証券業界はミリ秒、マイクロ秒単位のハイパフォーマンスを求められるチャレンジングな環境であること、ビジネスの変化を常に追随できる業界だったことに惹かれ、「ここならやりがいのある仕事ができそう!」と奮起しました。

GMOクリック証券(株)に入社したのは2009年1月。最初に関わったのは、各ツールにニュース情報を配信するシステムの開発です。その後はサービスの細かいメンテナンスなどを行っていました。

新サービスと香港支社のシステムを立て続けに開発

 

ニュース配信ツールの開発が落ち着いたころ、GMOクリック証券(株)では、CFD取引(差金決済取引)の新サービス立ち上げが決まりました。私はそのシステム開発で、アーキテクトとしてゼロから開発に携わることになり、他のエンジニアの相談やアドバイスに応じるテクニカルリーダーも務めました。メインの開発メンバーは10名ほどでしたが、ピーク時にはテスターを含めて50名ほどのチームになりました。

開発期間は1年弱ほどでしたが、後半はテストの繰り返しでした。システムトラブルが許されない金融業界ならではのことで、テストにはしっかり工数をかけます。こうして2010年4月にCFD取引サービスを無事リリース。現在は大きなトラブルもなく、今までサービスを運用できています。
その後、取り扱う銘柄の追加や機能の拡張を行ってきましたが、根幹となるシステムは当時開発したものがそのまま生きています。


この開発の手が離れた後は、香港支社である「GMO CLICK HK Ltd.」設立にあたって、主力となるサービスを提供するためのシステム開発に着手しました。このシステムは、CFD取引システムをベースに作成することになっており、国内のシステムを手がけた私に白羽の矢が立ったのです。こちらでもアーキテクトとしてプロジェクトに関わりました。
国外で利用されるシステムということで、繁体字、簡体字、英語などの外国語表記や、現地の法定要件を満たすための細かなカスタマイズなど、国際化対応が開発の肝でした。海外展開プロジェクト遂行にあたり、外国籍の若手エンジニアも採用し、グローバルな開発体制の基盤を築き上げることにも注力しました。

彼らは将来このサービスを背負って立つ人材ですから、自分自身にも大きな意味のある仕事だと思って、彼らと協力しあいながら共に取り組みました。
おかげさまで2012年8月に無事サービスインし、こちらも順調に稼働しています。

自分の手で作り、お客様の声を聞きたい

結果的に大きなプロジェクトに関わりましたが、プレッシャーは感じませんでした。技術でビジネスに貢献できることが、私の目指しているところですから、そのチャンスを与えてもらえたことに感謝しています。自分の手で作り、お客様の反響を感じながら改善していく、それが私のエンジニアとしての喜びです。

アーキテクチャは基盤なので重要なのは間違いありませんが、それだけでサービスがすべてうまくいくというわけではありません。実際、アーキテクトという立場ではありますが、アーキテクチャだけで100点を狙って仕事をするつもりもありません。サービスイン後の運用や業務支援、そしてこれらを支えるメンバー。全部あわせて100点目指せればいいのではと思っています。


当社は、エンジニア同士の関係がフランクで、気軽にアイデアを提案しあえる環境です。
現在は、「開発部」「運用部」といった形で役割の違う組織編成がベースになっていますが、以前はひとつの部署でした。そのため、ひとりひとりがサービス開発と運用の全体に対しての知見も備えており、部署が分かれた今でも、それぞれの役割以外のところでお互いの状況を理解しながら、気軽にアイデアを提案しあえるDevOpsな文化が普通にあります。

新しい方は、高速で耐障害性の強いシステム開発・運用というチャレンジングな状況に囲まれます。個人的にはそのような状況に身をおいても、ご利用いただいているユーザーさんのことも意識してほしいですね。そして心構えとして、ただ作る、運用するといった線引きをすることなく、サービス全体を良くしてユーザーさんに喜んでもらえるように取り組んでいきたい、という人に入ってもらいたいと思います。

GMOゲームセンター(株) アプリディレクターY.K

Profile
GMOクリック証券(株) アーキテクトW.S
大手IT企業のディーラー会社を経て、フリーとして独立。フリー時代には海外の大学へも留学し、コンピューターサイエンスを学ぶ。2009年1月、GMOクリック証券(株)へ入社。アーキテクトとして開発に関わり、CFD取引サービスや「GMO CLICK HK Ltd.」のメインサービスを開発。

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