本格的にパソコンの勉強をはじめたのは大学生の頃でした。「マルチメディアとネットワーク」というテーマでMacを使った卒業研究を行ったのが最初です。私が大学を卒業する頃にようやくwindows3.1が登場した時期でした。
そんな時代だったので、プログラミングに関しては授業でC言語の初歩を学ぶのがやっと。今のように情報が溢れているわけでもなく、独学にも限界がありました。
インターネットに深く関わるようになったのは社会人になってからですね。卒業後は数社で技術を学び、前職は外資系ネットベンチャーのCTOとして様々な経験もさせて頂きました。
しかし、その会社の米国本社がチャプター11(米連邦破産法第11章)となってしまい、日本支社もクローズする事になりました。その時は非常に辛い思いもしましたが会社をクローズさせる事がどれほど大変な事であるかを学ぶ事も出来ました。
その後は縁あってGMOメディアアンドソリューション(株)(現/GMOメディア(株))に2002年7月に入社する事になりました。
入社後すぐに役職に就いたわけではなく、結果が出てからと当時の社長と約束をし、まずは一般スタッフとして入社しました。開発部門の改革を任され、当時社内の開発案件のほとんどを外注していたので、それらを自社開発に切り替えるべく奔走しました。
自社で提供している様々なメディア系サービスの開発・運用業務を担当し、入社翌年3月には取締役システム本部長に就任。その後は優秀なエンジニアとの出会いもあり、自社開発・自社運用体制を強化していきました。
優秀なエンジニアに集まっていただく為に、私がまず手を付けたのが既存スタッフの意識改革。それまでの体制を一掃し、スタッフ全員にプロフェッショナルとしての自覚と「より良いサービスを創造する」という強い意欲を持って頂くよう働きかけました。
また、IT系専門誌の取材にも積極的に応じ、会社が提供しているサービスの価値や面白さを伝えました。企業として新しい技術を研究し、IT業界の活性化に貢献すべく努めていることを述べ、優秀な「人財」を広く募集したのです。会社のイメージは飛躍的に高まり、既存スタッフの意識も次第に上がっていきました。
「エンジニアの意識改革こそが、GMOインターネットグループを成長に導く」、そう確信したのもこの時期でした。
既存のメディア系サービスの自社開発が完了した後は、ネットリサーチを専門に行う部署(現/GMOリサーチ(株))の立ち上げの技術責任者として新しい事業の設立に参加。お陰様でグループにおいて新規サービス・事業を立ち上げる経験もさせて頂きました。
その後、GMOインターネット(株)の西山専務(現・副社長)から「GMOインターネットグループの技術力向上の為に何か良い方法はないか?」との相談を受け最新のテクロノジーを追求していく専門の組織を作ろうという事になり、「次世代システム研究室」を設立しました。
スタートは4名でしたが、全員とても優秀で最新の技術が大好きなエンジニアばかり。次世代システム研究室では、
という4大ミッションを掲げ、日々邁進しています。「アプリやろうぜ!byGMO」「GMOアプリクラウド」「Gゲー」といったグループ横断のプロジェクトで既にいくつかの最新技術を実用化し、新ビジネスの創造を担っているところです。
最新テクノロジーを研究し、新ビジネスを創造するというチーム特性から、次世代システム研究室で働くスタッフには探究心が求められます。また、新しい技術をコツコツと研究し続ける忍耐力も必要になってくるでしょう。
また所属する部署によって、一つのことに特化した技術者が求められますし、プロジェクトを統括できる総合的なビジネススキルやコミュニケーション能力、語学力を求められる部署もあります。人より卓越した(自慢できる)何かしらのスキルを持っていれば、「インフラ」「クラウド」「EC」「ソーシャルメディア」「ゲーム」「金融」「セキュリティ」など、必ずどこかの部署・サービスで力を発揮できる場所がある。それがGMOインターネットグループ最大の魅力です。
誰にでも必ずチャンスは巡ってくる、だからこそチャンスを活かす準備を日頃からコツコツと続けていることが必要。「継続は力なり!」なのです。
現在特に注力している点としては、スマートフォンとクラウド・コンピューティングの技術研究です。既にグループでは様々なサービスで実用化を行い、お客様に提供させて頂いていますが、今後さらに世界展開に向けた強化を行おうと考えています。
その一つとして海外ラボセンターを年内に設立し、性別・国籍・年齢を問わず、幅広くやる気のある優秀なエンジニアにご入社頂きたいと考えておりますので、当グループのビジョンに共感して頂ける方からのご応募をお待ちしています。