2015.01.19
「アジャイルオフショア開発モデル」という発表をしました
こんにちは。次世代システム研究室の A.F. です。
次世代システム研究室では3ヶ月に一度社内発表会を開催しており、今回私の方で「アジャイルオフショア開発モデル」というタイトルの発表を行いましたのでご報告させて頂きます。
今回の発表は二本立てでして、前半はRFCモデル(アジャイルオフショア開発モデル)の詳細や、RFCを支える技術ツールについてお話ししました。
※RFCモデルについては、「アジャイルなオフショア開発」という発表をしましたをご参照ください
その中で一番のポイントは、同僚に作ってもらったRFCツールとRFC for Trelloです。
RFCツールはCakePHPで実装したWebアプリケーションでして、TrelloのBoardとTrello APIを使って連携し、以下のような機能を提供します。
※Trello APIとの連携については、Trello APIを利用してスクリプトからタスクを管理するを参考にしました
- 各タスク(Card)毎のRoughフェーズの見積もり日数、各フェーズ終了日、サイクルタイム算出
- サイクルタイムとRoughフェーズの見積もり日数から完了係数算出
- 同様の表のExcelエクスポート
- 新規RFC用Board作成機能
- 各フェーズのList作成
- 各種ラベル設定
※完了係数とは、(サイクルタイム / Roughフェーズの見積もり日数) の平均で求める係数で、計画づくりに利用します
RFC for TrelloはGoogle Chromeの拡張機能でして、上記RFCツールと連携し、以下のような機能を提供します。
- 完了係数の表示
- 各タスク(Card)に完了予定日(Roughの見積もり日数×完了係数から算出)とSprint終了日を表示
- 完了予定日がSprint終了日を過ぎる場合はCardの背景を赤くして警告
現時点ではまだ以下のような問題が残ってますが、この辺りを整えたうえでぜひ公開していきたいと考えております。
- サーバサイドのRFCツールが必須
- サーバサイドはシングルユーザー前提で、各自のPC内の仮想サーバで動かす必要あり
- 現状Chrome拡張からポーリングでリクエストしてステータス更新している
後半はGMOインターネットグループにおけるオフショア開発状況についてヒアリングした結果をお話ししました。
GMOインターネットグループにおけるオフショア開発は、ほぼ全てGMO RUNSYSTEM社との間で行なっているにもかかわらず、各社各プロジェクトともバラバラな取り組みをしていることが分かり、非常にモッタイナイと感じたため、現状各社各プロジェクト毎に締結している契約を、GMOインターネットグループとしてのラボ契約に一本化し、プロセス、ツール、フォーマットの標準化や人材育成の効率化を進める案について提案させて頂きました。
私どもの次世代システム研究室が行なっているオフショア開発はGMOベトナムラボセンターとの間で行なっており、このチームはGMO RUNSYSTEM社とは別の組織でありながら同じビル、同じフロアで業務に従事しています。
今後は次世代システム研究室+GMOベトナムラボセンターで担える役割を模索し、GMOインターネットグループ全体のオフショア開発の推進、効率化を進めていけるよう、引き続き頑張っていきたいと考えています。
次世代システム研究室では、アジャイル開発の導入やオフショア開発を一緒に推進してくれる方を募集しています。アジャイル開発、オフショア開発経験者の方、経験は無いけれどぜひやってみたいという意欲のある方、次世代システム研究室にご興味を持って頂ける方がいらっしゃいましたら、ぜひ 募集職種一覧 からご応募をお願いいたします。
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