2014.12.28

3Dプリント元年だった? 美雲このはを3Dスキャンして、3Dプリントしてみた話

こんにちは。UI/UxD領域を担当しているT.I.です。

2014年もたくさんのサービスや新しい技術が生まれました。
新たに登場した技術トレンドの中で、大きく注目された一つとして3Dプリンターがあったと言えるのではないでしょうか。

我々、次世代システム研究室では3Dプリンターの代表格の一つであるMakerBot社の3Dプリンター(製品名:Replicator)を導入しました。


http://www.makerbot.com/

一般のプリンターであれば、画像データや文書データを紙に「平面出力」してくれる訳ですが、3Dプリンターはその名の通り「立体出力」してくれます。その際に必要なのは3Dデータです。
3D系のソフトウェアで制作するのももちろん出来ますが、既に出来上がった3Dデータを公開した企業や、3Dデータを流通させるサービスなども生まれています。

NASA 3D Resources
http://nasa3d.arc.nasa.gov/models/printable

Honda 3D Design Archives
http://www.honda-3d.com/

rinkak
http://www.rinkak.com/

そして一般のプリンタに対してスキャナーがあるように、3D用のスキャナーが既に世に登場しています。


3D systems社「Sense 3D スキャナー」

http://cubify.com/en/Products/Sense

他にもiPhoneやAndroid向けの3Dスキャナーアプリはいくつか出ています。
iTunesやGooglePlayで「3D snanner」で検索してみてください。

さて長くなりましたが、今回はこのSenseを使って、3Dスキャンした際のレポートです。
まず自分自身を3Dスキャンし、出力したものをご覧ください。

[いなもり3D]

せっかくですので、弊社VPSサービスのConoHaのイメージキャラである美雲このはを3Dスキャンしに、昨年末の12/21(土)に開催されたAndroid bazaar and conference 2014 Winterへ行ってきました。

スキャンの様子


さらに詳しいスキャンの様子はConoHaの公式ブログを御覧ください

引用)「Android Bazaar and Conference 2014 Winter」出展レポート!【このは通信室】
https://www.conoha.jp/blog/conoha/4333.html

実は上記の写真をとったあと、一気に人だかりが出来てしまい、あまりスキャンすることが出来なかったのですが、ご覧のように数パターンのスキャンを行いました。



比較的きれいにスキャンできた3Dデータを利用して、出力した成果物がこちら

[このは3D]

・スキャン中に被写体(このは)の周囲1m以内に人が通過するとノイズとして乗ってしまった
・1回で正確にスキャンするより、複数回スキャンしたものをマージする仕組みが欲しくなった
(スマホアプリでは周囲を複数回撮影することで3D化するアプリがある)

結論:静止できる箇所では良いが、人の往来が激しいところではなかなか難しい
(そもそも人がたくさんいるイベントで数分間スキャンのため、女の子に静止してもらうと人だかりができるのでやめた方が良いです。苦笑)

3Dプリンターはまだまだこれからの技術ではありますが、多くの可能性を秘めたものであると感じています。

次世代システム研究室では、3Dプリンターなど、新しい技術に興味のあるエンジニアを募集しています。次世代システム研究室にご興味を持って頂ける方がいらっしゃいましたら、ぜひ 募集職種一覧 からご応募をお願いいたします。

皆様からのたくさんのご応募、お待ちしてます!

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