2022.01.12
最新Webセキュリティ事情まとめ
OWASP Top 10:2021を噛み砕く
次世代システム研究室のY.Cです。Webセキュリティ上の脅威を10のカテゴリに分類し概要と対応方法をまとめたOWASP Top 10をご存知ですか? 昨年更改され、最新版がOWASP Top 10:2021となりました。ウェブ開発者なら一読の価値ありですが、いかんせん英語が堅苦しくて読みづらいです。今回は、OWASP Top 10:2021の内容を翻訳し、表形式にして関連した内容をまとめることで、少しでも読みやすくなるよう整理してみました。
方針
今回はひとまず以下の方針でまとめています。
- 原文はhttps://owasp.org/Top10/ (2021年版)
- 主にDescriptionとHow To Preventを翻訳し、それぞれ表の観点、対応、という列に配置
- 関係がありそうな項目は表の同じ行に配置。観点と対応で必ずしも対応関係があるわけではないです
原文の方には攻撃例のシナリオや関連するCWE等の情報もありますので、合わせてご覧下さい。
A01:2021 – アクセスコントロールの不備
[table id=14 /]
A02:2021 – 暗号化の不備
[table id=15 /]
A03:2021 – インジェクション
[table id=16 /]
A04:2021 – インセキュアデザイン
[table id=17 /]
A05:2021 – セキュリティ上の構成ミス
[table id=18 /]
A06:2021 – 脆弱で古いコンポーネント
[table id=19 /]
A07:2021 – 識別と認証の不備
[table id=20 /]
A08:2021 – ソフトウェアとデータの完全性の不備
[table id=21 /]
A09:2021 – セキュリティロギングとモニタリングの不備
[table id=22 /]
A10:2021 – サーバーサイドリクエストフォージェリ (SSRF)
[table id=23 /]
感想
思ったよりは読みやすくなっていない気もしますが、原文を読む前の取っ掛かりにはなるかと思います。しばしば日本語にはない表現に出会えたのは面白かったです。舗装道路(paved road)とか、、日本語で知の高速道路という言い回しは最近よく聞きますが、少しニュアンスは違う気がします。また数年後に更改された際には、超訳OWASP Top 10とでも称して、スラスラ読めるようなものを作れたらいいな。
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