CROSSTALK ARTICLE

  • A.Y部長

    2006年入社

    システム本部 UXデザイン開発部

  • L.J部長

    2006年入社

    システム本部 アクセス・ドメイン開発部

  • S.T部長

    2007年入社

    システム本部 インフラサービス開発部

これからを担う エンジニアへ 求めること

180名を超えるエンジニアが在籍する、システム本部

ご自身の部署のミッションについて教えてください。

A.Y UXデザイン開発部の主なミッションは、お客様が触れる箇所に付加価値を提供することです。(1)コントロールパネルや申込画面の開発、(2)会員管理や課金請求プラットフォームの開発、(3)VPSに機能を追加するPaaSプロダクトの開発などが主な業務です。

L.J アクセス・ドメイン開発部は、(1)「GMOとくとくBB」を始めとするアクセス事業の入会ページや会員用naviページの開発、(2)「お名前.com」を始めとするドメイン事業の入会ページや会員用naviページの開発、(3)グループ内で使用している会議室予約や受付システムなど業務効率化を目的としたツールの開発、(4)社内利用目的で開発したツールの商材化などをミッションとしています。2017年6月にリリースした販売課金プラットフォーム「KaKing」は、社内用ツールを商材化した初の事例です。

S.T インフラサービス開発部は、(1)グループ会社や海外も含めたデータセンターネットワークの構築運用、(2)データベースや販売基盤など各商材の裏側をサーバーサイドから支える業務、(3)海外案件を推進するブリッジエンジニアリング、この3つの大きな役割を担っています。

新卒1年目からグループ横断の大プロジェクトに参加

現在、GMOインターネットではエンジニア採用に力を入れていますね。

A.Y 私たちは、すべての事業で圧倒的No.1になるべく、スピードと情熱を持ってサービスの開発・改善にあたっています。圧倒的No.1を実現するためには、グループの技術力・クリエイティブ力をより強化する必要があるため、2014年から「ものを創る仲間の比率を50%まで引き上げる」という大方針を掲げ、採用にも力を入れています。

L.J キャリア採用はもちろん、新卒採用枠も拡大し、社をあげてエンジニア育成を推進しています。座学やハンズオンによる研修と並行して現場で実践を積んでもらっているので、まだ入社から数ヶ月しか経っていませんが、事業の最前線で活躍している新卒もいます。

S.T うちに配属された新卒4名のうち3名が、グループ横断型の新規プロジェクト「マイニング事業」に参加していて、海外データセンターのネットワーク構築やマイニングプールの開発構築を担当しています。

L.J UXデザイン開発部とアクセス・ドメイン開発部の合同新卒研修では、2年目の先輩が指揮を取ってカリキュラムを進めています。1年目に自分が学んだことを次の世代に教えることで、より理解を深めることができていると本人も話していました。

「変化」を楽しめる人に来て欲しい

会社として求めるのはどのような人財でしょうか。

S.T 以前は成長性を重視したポテンシャル採用が中心でしたが、今は、学生時代に知識と技術を学んだ即戦型と、積極的に学ぶ姿勢のある成長型の両方をバランス良く採用したいと考えています。

A.Y 新卒に限って考えれば、スキルが伴わなくてもやりたいことが明確な人がいいですね。新しいことにどんどん興味を持って、できることよりやりたいことを追う積極性があるといいなと。

L.J とはいえ、やる気を前面に出してリーダーシップをとる人だけが評価される組織というわけでもないんですよね。派手な仕事ばかりではないので、黙々とやるべき仕事を安定してこなす縁の下の力持ちのような存在も必要なんです。

A.Y IT業界は世の中の動向やユーザーニーズの変化が非常に激しいので、その変化に対応できる柔軟性が求められます。GMOインターネットグループの企業理念「スピリットベンチャー宣言」の中に、「変化を楽しもう」という一文があるのですが、この言葉に共感できる方と一緒に働きたいですね。

多様な人財、多様なキャリアパス

GMOインターネットでは、どういったキャリアパスが描けるのでしょうか。

A.Y スキルを磨いてトップエンジニアを目指したり、スキルをサービスや教育に活かしてスキルリーダーとして活躍したり、プロジェクトマネジメントやヒューマンマネジメントでリーダーシップを発揮したり。それぞれの能力や興味に合わせてさまざまなキャリアパスを選ぶことができます。

L.J 課長や部長といった役職がついて出世をするというのが一般的なキャリアパスだと思うのですが、当社では役職とは別の軸で評価される仕組みがあります。

S.T うちの評価制度は、チームや部門を管理する「マネジメント」と、技術を磨き上げる「スペシャリスト」の2本立てなので、自らが望むスタイルでキャリアアップしていけますし、社内での発言力を獲得することが可能です。上にいくにはヒューマンマネジメントをしなければならない、という制約がないので、トップエンジニアとしてやりたいことに没頭することも可能です。

A.Y 経歴やスキル、希望する待遇や勤務スタイルがバラバラで、目指すキャリアパスもさまざま。そういう多様性こそがGMOインターネットの強みだと思っています。

社会人になる前にやっておくべきこと

就職を控えた学生さんが、社会人になる前にやっておくべきことはどんなことでしょうか。

L.J 「入社までに、言語や技術を勉強しておくべき」と考えている学生さんは多いようですが、私は「旅行をいっぱいしてください」と言いたいですね。ただ旅行に出かけるのではなく、いろんなものを見て感動してほしい。それが、ゆくゆくは自分の作るものに活きてきます。時間がある時に、自分の引き出しを増やしておいてください。

S.T 「会社に入ったらこれをやりたい」と言うのをよく聞きますが、会社に入らないとできないことなんてほとんどないんですよね。会社に入ればやらせてもらえる、という期待は、甘えのようなものだと私は思っています。「まだ学生だから」と言い訳するんじゃなくて、すぐ行動に移して成功や挫折を今のうちに経験しておくことで、結果的により良い環境に飛び込むことができると思います。

A.Y この業界は移り変わりが激しいので、ずっと勉強し続けることが必要です。今覚えた知識だけで一生戦い続けることはできないので、「勉強や情報収集のやり方」を身につけるのがいいと思います。とりあえず検索して、なんとなくわかったつもりになってやり過ごす人が多いのですが、それではこの業界で生き残ることはできません。時間のある今、最新情報を発信しているトップエンジニアを見つけてブログやSNSをウォッチしたり、企業の技術ブログをチェックしたり、セミナーや研究発表会に参加することで、最新情報が自然と集まってくるようなアンテナを張り巡らせてください。こうした情報網は、社会人になってからずっと役に立つ資産になります。ぜひ、今しかできない時間の使い方をしてください。