2015.03.31

UX調査でユーザー体験を正しく測定したいから試したこと


こんにちは、UI/UX領域を担当しているT.I.です。

前回のカスタマージャーニーマップといったUX調査手法を用いた話をご紹介したところ、様々なご意見や質問をいただきました。特に多かった僕ら自身がつまづいた点や改善のために行った施策などを今回はご紹介したいと思います。



UX調査を改善するために試したこと


・メンバーにテスト項目を用意してもらい、設計リーダーが初期テスターになる
僕自身が最初のテスターになることでテストの質をあげることが出来るので無いかと思い、チームメンバーにテスト項目を制作してもらい、自身はリハーサル兼テスト項目に誤りや誘導尋問のようものが無いか確認しています。現時点では少ないリソースでたくさんのテストを回すには一つのやり方であると感じています。

・被験者を誤らないようにするため、ペルソナに近しい人物を探す
至極あたりまえの事なのですが、意外と難しいのがこの問題です。
現在は「ユーザーの理解度」に近しい人物を優先して被験者になってもらうようにしています。

・海外向けサービスの場合は言葉がUIになるため日本語だけで作らない
近年は複数の言語を取り扱うことが多く、日本語では問題なくテストをクリアした画面でも外国語に翻訳をした際にニュアンスが微妙に違う場合があります。
「翻訳の問題」なのか「そもそもの設計の問題」なのかを判断する為に日本語でのテストの他に各言語での調査が必要であると判断しています。





ユーザーが目的を達成できるかを調査して仮説が正しいか確認する

UI設計を行う際に対象となるサービスのUIパターンを用意して進めています。
SNSアプリなら最初にfeedが流れ、投稿ボタンと言った「お作法・UIのパターン化」がある訳です。
私が担当しているプロダクトもUI設計ではUIパターンのサンプリングを行っています。

UIをパターン化することに関してはモバイルデザインパターン第二版が直近では有名な書籍かと思います。まだご覧になっていない方は一度手に取られることをおすすめします。

モバイルデザインパターン 第2版 [ Theresa Neil (著), 深津 貴之(監訳) ]
http://www.amazon.co.jp/dp/4873117038/

新しい機能や機構を開発した際には上記の手法で作った仮説を基にUI設計をしますがあくまで仮説ですのでそれが正しいのか検証必要があります。そのためにもユーザーが目的を達成できるか調査する必要があるのです。


まとめ

■目指したもの
・憶測を排除する
・仮説は憶測ではないのか?
  証明するための調査
  繰り返すことで精度を上げる

■求められる能力・技術
・複雑な状況を咀嚼する能力・技術

■大規模なサービスにおいての取り組み
・初期のモック制作の設計からUX調査を取り込む
 メリット
  モック→実装のフローにおいて大きな齟齬が起きにくい
  新規開発は使いにくい画面に陥りやすいが回避できる
 デメリット
  プロトタイプ制作者に負担がかかる傾向が生まれる
  実装が進んだ段階で再度テストを行わないと意味が無い場合がある
 
正しいユーザー調査を正確に行い。開発速度を落とさずに良いユーザー体験を生み出す一役にしたいと思っています。

次世代システム研究室では、一緒にUIを含めたプロダクト全体のUX改善を一緒に推進してくれる仲間を募集しています。UX設計者の方、経験は無いけれどぜひやってみたいという意欲のある方、次世代システム研究室にご興味を持って頂ける方がいらっしゃいましたら、ぜひ 募集職種一覧 からご応募をお願いいたします。

皆様からのたくさんのご応募、お待ちしてます。