2015.03.12

リーンスタートアップ導入への取り組み


リーンスタートアップ導入への取り組み

こんにちは。次世代システム研究室の A.F. です。
次世代システム研究室では、今後本格的にリーン・スタートアップの導入を進めていきたいと考えております。
前回はなぜそのような考えに至ったのかについて書きました。
今回からは実際の取り組みについて書いていきたいと思います。

対象プロダクト

現在いくつかのプロジェクトやインターンの課題作成プロセスなどでリーンスタートアップの導入を進めていますが、今回はその中でもポイント媒体の新規スマホアプリでの導入事例について取り上げたいと思います。

リーンキャンバス

まずはリーンキャンバスをプロジェクトのメンバー全員で書いてみました。
書くのに使ったのはLeanStack
30日間無料で使えるクラウドアプリケーションで、さくさくとリーンキャンバスを書いていけます。

完成したのがこちら。
エンジニアをやっているとどうしてもSOLUTIONありきでUNIQUE VALUE PROPOSITIONを考え、あとからPROBLEMやCUSTOMER SEGMENTSをこじつけちゃうような順序で考えてしまうことがありますが、今回はしっかりとリーンスタートアップの教えに従い、 PROBLEM -> CUSTOMER SEGMENTS -> UVP -> SOLUTION の順で考えてみました。

仮説検証

本来であればこの段階で「顧客インタビュー」を実施し、課題を持つ顧客が実際に存在するのかを検証してから先に進みたかったのですが、今回はスケジュールの都合上実施することができませんでした。
別のプロジェクトでは顧客インタビューを使った仮説検証を実施予定ですので、そちらについてはまた別の機会に紹介させて頂きます。

ユーザーストーリーマッピング

ユーザーストーリーマッピングとは、ユーザーストーリーを利用者ごとの時系列(X軸)と優先順位(Y軸)の2軸にマッピングし、ユーザーストーリーの網羅性を高めたりMVP(実用最小限の製品)を洗い出すために実施するプラクティスです。
私自身、認定スクラムプロダクトオーナー研修でユーザーストーリーマッピングの発案者であるJeff Patton氏から直接指導してもらって以来、気に入って使い続けている手法です。
リーンキャンバスのUVPに添って想定されるユーザーストーリーを付箋紙に書き出し、マッピングしたものが以下となります。


ユーザーストーリーマッピングの進め方は以下のとおりです。
  1. 「ユーザーストーリー」をピンクの付箋紙にを書き出す。
  2. 「ユーザーストーリー」を時系列、優先順位を考慮してマッピングする。
  3. 「ユーザーストーリー」を時系列のグループごとにまとめ、「フィーチャ」名として青い付箋紙に書いて貼る。
  4. 「フィーチャ」を同一利用者のグループごとにまとめ、「アクティビティ」名としてオレンジの付箋紙に書いて貼る。
  5. MVP(実用最小限の製品)を話し合いで定義し、赤い線を引いて明確にする(赤い線より上がMVP)。

ペーパープロトタイプ

ユーザーストーリーマッピングで作るべきアプリのMVPが明確になったので、次はペーパープロトタイプです。
今回はPOP – Prototyping on Paperから手書き用のテンプレートをダウンロードし、プリントアウトして使いました。


こんな感じでガシガシ書いていきます。



プロトタイプ

全ページ書き終わったら、次は「Prott」というプロトタイピングツールを使って、実際に動くプロトタイプを作っていきます。
最初は手書きの画面写真を取り込んで、どこをタップするとどの画面に遷移するのかを設定しました。
その後デザイナーさんに、手書きの画面イメージを実際の画面イメージに差し替えてもらってプロトタイプ完成です。



まとめ

実際に動くプロトタイプを関係者にレビューした際、不足していた機能、画面に気づくことが出来たなど、良い効果が色々とありました。
また、こうして作ったプロトタイプはひと目で分かるアプリ仕様書としても使えるため、現在このプロトタイプをオフショアのエンジニアに渡してアプリ作成を進めております。

次回はリーンキャンバスの肝である仮説検証について、書いていきたいと思います。

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