2014.11.11
アジャイル開発研修を実施しました
こんにちは。次世代システム研究室の A.F. です。
先日、次世代システム研究室においてアジャイル開発研修を実施しましたのでご紹介します。
今回の研修の目的は、主に以下の二点となります。
- ベトナムから1年間研修に来て頂いていたエンジニア2名の帰国が迫っていたので、日本にいる間にアジャイル開発のマインドを伝えたい!
- 中途採用で入社して頂いたエンジニアに、アジャイル開発のマインドを伝えたい!
研修は2日間に分けて実施しました。
それぞれの概要について、説明します。
1日目
1. 自己組織化ゲーム
結果は以下の通りでした。
- リーダーの指示にしたがって並んだ場合:57秒
- リーダーはおらず、メンバー同士が協調して並んだ場合:17秒
もちろん業務に活かすとなるとこう簡単にはいかないと思いますが、リーダーからの指示を待つのではなく、メンバー同士が協調することの重要性を体感できたのではないでしょうか。
2. スクラム座学
私自身が認定スクラムマスター研修で受講した内容の一部をお話ししました。
3. 美味しいラーメンづくり
正解についてはここでは書きませんが、以下の2点を意識してもらう狙いがありました。
- 私が考える美味しいを知るためにはどうしますか?
- 何をもって美味しいラーメンを作れたと判断しますか?
4. インセプションデッキ
インセプションデッキの目的と、10の手強い質問のそれぞれについて説明を行ないました。
その後チームに分かれて頂き、仮に脱サラしてラーメン屋さんを始めた場合を想定して、以下2つのインセプションデッキについて話し合ってもらいました。
- なぜわれわれはここにいるのか
- トレードオフスライダー
5. ユーザーストーリーマッピング
ユーザーストーリーマッピングの目的と作り方について説明を行いました。
その後、チーム毎に朝起きてから家を出るまでの全ストーリーを書き出してもらい、ストーリーマッピングを行いました。
最後に、寝坊した時でもやらなきゃいけない事のラインを引くことにより、MVP(Minimum viable product)の考え方を学んでもらいました。
宿題:スクラムガイドを読んでくる
次回までにスクラムガイドを読んでくるという宿題を出しました。
2日目
1. スクラムインフォグラフィックス
前回からの宿題でスクラムガイドを読んできて頂いたので、スクラムについて知ってる限りの内容をチーム毎にインフォグラフィックスで表現してもらいました。
2. ユーザーストーリーマッピング(実践編)
こちらの課題は、私自身が認定スクラムプロダクトオーナー研修で行なったワークショップです。
「Film Finder」という架空の映画アプリを考えていく上で、架空の会社の現状、今後の戦略を認識し、事前に用意された4つのペルソナから最適な1つを選択し、想定される全ユーザーストーリーの中からMVP(Minimum viable product)を考えてもらいました。
プロダクトを考える際、何でもかんでも実装したくなる欲求をグッとこらえ、削ぎ落として削ぎ落としてMVPを考えていく大変さを体験してもらえたのではないかと思います。
3. ふりかえり
本来であればKPT2形式(Keep、Problem、Try、ToDo)のふりかえりを実施したかったのですが、時間の関係で実施できませんでした。
次世代システム研究室では、多くのプロジェクトでKPT2形式のふりかえりを実施しているので、やり方やその意義については全メンバーが理解できていると思います。
ベトナム人4名、ミャンマー人1名、日本人2名の3ヶ国7名のメンバーが2日間×2時間の計4時間の研修に取り組んでくれました。
チームで行なうワークショップを通して、コミュニケーションの重要さや難しさを再認識してもらえたのではないでしょうか。
研修は継続して行なってこそ効果が出てくるものだと思いますので、国内、国外とも、引き続き継続して研修を行う事により、皆がアジャイル開発の価値を理解した強いチームにしていきたいと考えております。
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