アドテク・フィンテックの現場でデータサイエンティストの本領発揮

多様性のある現場

──   3人はアカデミックの分野で活躍し、次世代システム研究室のデータサイエンティストがメインのチームに所属されていますが、経歴と入社動機を教えてください。

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L.G.中国で修士課程を終え、東京大学の博士課程でセンサーデータの解析やテキストマイニング等の研究を行っていました。その後、2014年にGMOインターネットに入社しました。会社のNo.1へのこだわりやチャレンジ精神に惹かれたからです。入社半年後に、スマホ向けWebサイトでオススメ記事を推薦するレコメンドウィジェットサービス「TAXEL(タクセル)」を立ち上げるプロジェクトが始まり、AIを活用すべくプロジェクトに参加しました。「TAXEL」のサービス開発を機に、これからはデータサイエンスの時代で様々なサービスで必要不可欠になっていくことを見据えて、データサイエンスを扱う部署としてより一層組織化することになりました。

K.J.私は東京大学で理学系博士課程を修了した後、スタンフォード大学、広島大学でポスドクとしてずっと宇宙物理学の研究をしていました。その頃、今となっては懐かしいですが、Googleがディープラーニングで猫を認識したというトピックでAIが話題になり、AIや深層学習の流れはこれから確実に来るだろうと感じていました。宇宙も面白いんですが、30年後でも大きく取り組みが変化することはないだろうと思われ、勢いがあってどんどん変化していくディープラーニングに携わりたいと考え、2016年にGMOインターネットに入社を決めました。自由に仕事ができそうな社風と自社データを保有しているところが魅力でしたね。

K.S.私はまだ入社して1年くらいなのですが、元々は九州大学の博士課程で生物工学の研究をしていました。その後は研究所でポスドクに就いて、植物関係の実験や解析をして研究を進めていました。GMOインターネットでの業務は、データ解析という点では今までの研究と同じですが、植物相手では取得しづらかったデータを解析し放題なほどたくさん自社で持っていて、これは楽しそうだと(笑) まったく業界は異なりましたが、この魅力あふれるデータを使っていろいろな解析をやりたいと思い、入社を決めました。

時には仲間同志で激しい議論も

──   チームにはどんなメンバーが在籍していますか?

L.G.データサイエンティストとデータ分析エンジニアが4:1の比率で在籍しています。また、ベトナムを拠点として次世代システム研究室とともに最先端技術をビジネスに展開するGMOベトナムラボセンターと連携して業務にあたっています。(2018年9月現在)

──   チーム内ではどのようにコミュニケーションを取っていますか?

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K.J.朝会で毎日進捗報告をしています。プロジェクトごとに席が近いレイアウトですので、何かあればすぐに直接会話をして情報共有や現状認を行っています。

L.G.プロジェクトの定例会だけでなく、スポット的なミーティングも多くて、結構にぎやかですよね。

K.S.研究者出身が多いせいか、みんなよく議論します。席の近くにホワイトボードがあるので、その場で書いて話し合うんです。それぞれの主張がしっかりしているので、かなり激しい議論になることもあるんですが、終わってしまえば何もなかったようにいつものペースに戻るので、知らない人が見たらちょっとびっくりするかもしれません(笑)

L.G.データサイエンスは探索的な仕事です。ソフトウェア開発のように工程通りに進めていくものではなく、何が起こるかわからない部分があり、何も発見できない可能性もあります。そうした面でも常にブレインストーミングやディスカッションを行う必要があるのです。

──   次世代システム研究室で働く魅力を教えてください。

K.J.スピード感がありますね。データサイエンスは試行錯誤しながら進めていくのですが、裁量を持たせてもらっているので、逐一承認を取ることなく自分で方針を変えて進めていけます。

K.S.データサイエンスはどんな技術があってもデータがないと始まらないので、グループ各社に自社データがあり、協力体制も整っているところが魅力です。

L.G.グループの経営理念である「スピリットベンチャー宣言」にある通り、失敗を怖れず最新の領域に進出していく文化があり、常に成長を続けている会社なので、様々なことに挑戦できます。
次世代システム研究室はGMOインターネットグループ代表直轄の部署です。そのため、GMOインターネットグループ各社の事業責任者のパートナーという立場で業務を進めていくので、ビジネスの目標が明確で、成果に直結する働きをすることができます。また、自分たちが導き出した知見が会社にどう貢献しているかがわかりやすく、やりがいにつながっています。

難易度の高い事業課題をデータ解析で解決

──   次世代システム研究室は、GMOインターネットグループ全体の技術支援を行っていますが、チームの現在の具体的な活動内容を教えてください。

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L.G.大きく分けると、「アドテク」と「フィンテック」の2つの業務があります。
例えば、「TAXEL」は様々な機械学習モデルを組み合わせて関連記事をレコメンド表示するサービスです。ユーザーの閲覧履歴と記事の特徴、両方の視点を取り入れてレコメンドしています。
さらに、それらを再帰的学習する仕組みを作りました。ユーザーの行動によって、閲覧しない記事は重みを下げるといったことを行います。「TAXEL」は後発のサービスですが、提供開始後2年でトップグループに食い込む成果が出ています。

──   フィンテック関連の業務はどのようなことをされていますか?

L.G.チーム内の多くの人が携わっています。現在は主にGMOクリック証券のFXサービスにおいてビッグデータ解析や機械学習を使った収益改善方法を検討しています。

K.S.すでに直面している課題だけでなく、あらゆるデータ解析の中で、担当者の方が思いもしなかったビジネス課題を発見し技術的なアプローチも試みています。

L.G.こうした日々の取り組みにより、飛躍的な収益増に貢献しています。

ビジネスの課題をデータ主導で解決していく

──   次世代システム研究室が求める人物像を教えてください。

K.S.楽しく活発な人がいいです。アイデアが豊富で、議論ができて、時には激しい意見交換もできるような人。仕事ですぐに答えが得られない場合も一緒に前を向いて進んで行こうとする人。あと、女性が入ってくれると嬉しいです!

K.J.GMOインターネットグループ各部門の事業責任者の方と話して、相手のビジョンを理解し、こちらの提案もわかりやすく伝えないといけないので、コミュニケーション力は必要ですね。最初からできなくてもいいですが、研究だけしたい、コードだけ書きたいという人だと合わないかもしれません。ビジネスを改善したいという強い思いを持っている人がいいですね。

L.G.統計学や機械学習、データマイニング等に関する一定の理解、ビッグデータ解析やプログラミングのスキルがあるといいですね。また、常に高い目標に向かってがんばれる人だと、一緒に上を目指していけると思います。

──   最後に、求職者の皆さんにメッセージをお願いします。

K.J.大企業だと部分的にしか携われないことでも、次世代システム研究室ではフロントからエンドまでサービス全体を通して業務にあたれるので、責任が大きい分、やりがいも大きいです。生データを大量に触れるというのも、他にはない魅力だと思います。

L.G.次世代システム研究室は最新の技術に触れられて、手を挙げればプロジェクトをリードできるチャンスがあります。エグゼクティブ層に技術系出身の人が多いため、データサイエンティストやエンジニアに対する理解もあります。事業ありきではなく、先端技術の現場からビジネスの収益を生み出し、主導権を持って仕事にあたれるので、挑戦しがいのある職場です。

Profile
GMOインターネット(株) 次世代システム研究室 第一研究開発グループ
データサイエンティスト L.G. アシスタントマネージャー
データサイエンティスト K.J.
データサイエンティスト K.S.

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