GMOの新卒技術研修が今年も始まりました
こんにちは。UI/UXD領域を担当しているT.I.です。
日夜、開発の業務を行いながら、当社グループの技術研修プログラム「GMO Technology BootCamp(以降GTB)」の事務局長も兼任させてもらってます。
この春たくさんの若者たちがGMOに入社しました。
4月は総合職、技術職など問わずに皆が一同で受ける研修でしたが、5月からは技術職(エンジニア、クリエイティブ)に向けた研修であるGTBが始まりました。
本エントリーでは7月まで続くGTBの紹介と前半戦まとめをお送りします。
座学の様子(インターネット基礎、ビッグデータを支える技術)
GMO Technology BootCampとは
特徴
1. GMOグループ各部門のエースエンジニアが講師を行う2. インフラ、ミドルウェア、サーバサイド、スマートフォン、フロントエンドと広いレイヤー
3. 毎週金曜日に丸一日開催。月~木曜は配属先で業務や研修。「週1で通う技術スクール」
4. 最後に開発合宿を行い、チームごとに成果物を開発する
目的
1. 技術にフォーカスした研修・技術力の底上げ
・様々な技術に触れて広い視野を得る
・自分自身で学ぶ力や技術を身につけてもらう
・配属先で使用する言語・技術は配属先で学ぶ
2. 技術職同士の絆
・先輩後輩の絆、同期の絆、相互理解
・スキルマップ(どの部門の誰が何が得意か、困ったときに誰に聞けば良いか)
3. アウトプットする
・インプット(学習)は良い物を作るための手段であって目的は「アウトプット」すること
・アウトプットとは開発成果物だけではない。本ブログもアウトプットの一部
今年の研修セッション
本年も入り口は座学からはじまり、インフラ、ミドルウェア、アプリケーションと各レイヤーで実際に手を動かすワークショップを行い身体で覚えてもらえるような構成にしています。教養
・CTO講演・データセンター見学
・インターネットとWebサービスの歴史
・モバイルの歴史
・ビッグデータを支える技術
・技術広報、エバンジェリスト
開発手法、支援
・アジャイル基礎・CI(継続的インテグレーション)
・UI/UX
インフラ系
・インターネット技術・ネットワーク基礎
・Windows Server基礎
・Linux基礎
・仮想化技術
・セキュリティ
アプリケーション系
・LAMP基礎・サーバサイドアプリケーション
・スマートフォンアプリケーション
・フロントエンド実装(HTML5/jQuery/Sass)
・IoT
アウトプット
・開発合宿技術研修 前半戦まとめ
技術責任者による基調講演
1週目にGMOの技術責任者として堀内常務、2週目にGMOペパボのあんちぽくんこと栗林CTOにそれぞれ登壇いただきました。
本セッションについて公開したブログが開発者界隈でかなり話題になりました。ご覧になっていない方はご一読おすすめします。
参考:
エンジニアとしていかに成長するかについて、GMOグループの新卒エンジニア・クリエータの皆さんにお話した(delirious thoughts)
7月にはGMOメディアの開発部長である別府取締役に登壇いただく予定です。
当社グループを代表するJavaに関するキーマンの一人です。
本エントリーを読んでいる新卒各位は楽しみにしていてくださいね。
インフラ系セッション
ワークショップの様子セキュリティ系は当社のCSIRT(セキュリティインシデントチーム)事務局長や決済~Webメディア部門のセキュリティスペシャリストに本年も登壇いただきました。
仮想化技術とフロント実装。講師は共にConoHaの開発担当。
今年から職域選択を出来るようにし、同時並行で複数講義を走らせる試みを始めました。
開発手法
アジャイル基礎では「カイゼン」を学ぶワークショップとしてピンポン球ゲームでスクラム体験ワークを開催。
チームに分かれてピンポン球をルールに基づいて早くたくさん受け渡しを行うゲームです。各チーム1回目は少ない数しか処理できなかったが、ふりかえりをしカイゼンを繰り返すことで数を増やすことが出来ました。
ルールと大量のピンポン球
参考:
講義資料(slideshare)
Agile games : The Scrum Ball-Point Game(roojoom.com)
最初はとりあえず早く受け渡す。カイゼンを繰り返した結果、滝のようなフォームに。
蛇足ですが、ピンポン球の代金だけで10,000円ほどしました。
いままで色んな経理書類を書いてきましたが、ピンポン球10,000円は少し特殊でした。苦笑
さいごに
今月からはアプリケーション系のワークショップが始まります。こちらも随時レポートしていこうと思っています。
最後に宣伝ですが、今年も学生向けにインターンシップが始動しています。
次世代システム研究室では、学生を対象としたインターンシッププログラムとして Joint Lab を行っています。開発職に興味のある学生の皆さんからたくさんのご応募をお待ちしています。