多様性から生み出されるシナジーが成長の原動力 GMOペイメントゲートウェイ株式会社 取締役副社長 礒崎 覚

お客様に育てていただいた27年間

日本アイ・ビーエム株式会社(以下IBM)には1984年にエンジニアとして入社しました。2011年まで27年間在籍したのですが、ほとんどの時間を金融のお客様担当SEとして過ごしました。非常に積極的に新しいことに取り組まれるお客様でしたが、品質には厳しいお客様でしたので、ずいぶん鍛えられました。

大学は理工学部でしたので、大学の授業でプログラミングは経験していましたが、即戦力になれるほどの技術を身に付けていたわけではありません。素人同然だった私が金融という厳しい業界でSEとしてやってくることができたのもお客様のお陰。お客様に育てていただいた27年間でした。

合併によるシステム統合と技術革新を経験

インタビューイメージ

1990年代後半から、多くの銀行が生き残りを賭けて合併や経営統合をしました。私が担当していたメガバンクは1996年と2006年の二度にわたって合併を経験しています。合併によるシステム統合は本当に大変な業務でしたが、技術者として非常に貴重な経験になりました。

また、1990年代後半には、インターネットの普及に伴い、銀行でもその技術を活用した変革を求められました。それまで固有技術の集合体だった銀行システムを、汎用性のある技術を活用することで大幅なコストダウンと拡張性を確保するというミッションが与えられました。このプロジェクトでは、優秀なエンジニアをプロジェクトリーダーとして立てるようお客様から要望されていたのですが、その時、白羽の矢を立てたのが当時IBMで一緒に働いていた山下さん(GMOインターネット(株)常務取締役)でした。こうして1998年から山下さんと同じチームで仕事をするようになりました。

エンジニア一筋という経歴から役員へ就任

IBMで役員になる人は通常いろいろな部署を経験して実績を積まされます。しかし、私の場合、結果的にエンジニア一筋、かつメガバンク一筋でやってきました。IBMで役員に就任したのは2007年のはじめ。コンサルティング&アプリケーション開発を行うシステムインテグレーション部隊のSEを統括するというミッションのもと、約2年間役員を務めました。その後、半年間のニューヨークでのアサインメントを経験し、帰国後、約2年間はインフラ構築サービスをする部隊の責任者をしました。

2011年のはじめ、「次に自分がやるべきことは何か」と考えていた時に、たまたま山下さんと食事に行く機会があり、GMOインターネットグループのことを聞きました。
私自身、積極的に転職を考えていたわけではなかったのですが、今後の自分の方向性に関して考えていた時期ではありましたので、大きな可能性を秘めたGMOインターネットグループで働くことには少なからず興味を持ちました。

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その後、相浦社長(GMOペイメントゲートウェイ(株)代表取締役社長)と直接お会いする機会をいただき、入社後の自身のミッションについてお話を聞きました。

私に与えられたミッションは二つ。一つは当グループのシステムを急速な成長に見合うだけの強いシステムに変えていくこと。そしてもう一つは、GMOペイメントゲートウェイ(株)、並びに当グループのエンジニアが思う存分「技術力」と「アイデア」を発揮できる環境を整えることです。
熊谷代表、西山専務(現・副社長)とお話させていただく機会もいただき、入社を決意しました。

エンジニアが「スキル」と「アイデア」を発信しやすい環境に

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入社後、私が最初に行ったのは、在籍するエンジニア全員へのインタビュー(面接)でした。一人30分ずつ時間をもらい、エンジニア各々が「どういう価値観を持って」「何を目標に」業務に励んでいるのかを確認しました。今後、一緒に仕事をしていく戦友として、まずはお互いを良く知ることからはじめたかったのです。そして、そのインタビューを通し、自身がやるべきことを明確にしようと考えました。

また、決済サービスにおけるシステム改善も私のミッションの一つです。設立以来、急速な成長を遂げてきたGMOペイメントゲートウェイ(株)において、ビジネスの成長に見合ったシステムの「成長」いわゆる技術改革は大きな課題です。今後ともこの課題に向き合いながら、弊社の成長に見合うだけの、より強靭なシステムを創り上げていきたいですね。
さらに、新しい決済手段を他社より早く世の中に投入して、新たな成長のエンジンを作るということもしていきたいと思っています。

多様性が生み出すシナジーに期待

金融、インフラ、アプリケーション、ゲームなど、幅広い事業を手掛けているというのも当グループの魅力の一つ。様々な技術を持ったエンジニアが活躍する場があるということです。まだ実現できていませんが、今後はグループ会社間のエンジニアの異動やプロジェクト単位での技術力シェアがあっても良いのではないかと考えています。
やりたいプロジェクトに手を上げて参加する仕組み、ある会社にはない技術力を他グループ会社から補うといった仕組みなどは検討の余地があると思います。その為にも、いろいろなスキルや考え方を持った人財が集まる、「多様性」を活かしたグループにしていきたいですね。そして、技術力に加え人間力。自ら考え、判断し、実行する強い意志と、最後までやり抜く精神力を持ったエネルギッシュな若者にお会いできることを楽しみにしています。

GMOペイメントゲートウェイ 取締役副社長 礒崎 覚

Profile
GMOペイメントゲートウェイ 取締役副社長礒崎 覚
日本アイ・ビーエムで金融担当SEとして27年間在籍し、メガバンク同士の統合プロジェクト等を担当。エンジニア一筋で2007年に役員に就任し、システムインテグレーション部隊のSEを統括。
GMOインターネット山下専務取締役、GMOペイメントゲートウェイ 相浦代表取締役社長の誘いを受け、2011年にGMOペイメントゲートウェイに入社、常務取締役/システム本部長に就任。2014年12月からは取締役副社長としてシステム部門を統括している。

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